今日は奥さんに関することです。
奥さんに昔の失態を蒸し返されると嫌気がさします。
奥さんとちょっとした事で口論になるといつも負けるのは私。
過去の失態や失敗を蒸し返されて反論できなくなり、あえなく敗退。
毎回、昔の私の失態を蒸し返される
先日、社会人になって4年目の息子の生活習慣が原因で奥さんが不機嫌になりました。
息子に対してこうあるべきだという母親としての考えをラインで伝えたが、一向に改善しないと嘆き。
息子の仕事中にラインをしたみたいで、「うるさい」とラインで返信され家内の怒りが増幅していました。
私が「既に息子は社会人になったのだから全て自分の責任で行動し、例え失敗しても本人が解決するしかない、本人の人生だ、放置すべきだ」と言えば、
家内は「いつも、そうやって息子の事をかばうから、いつまでたってもちゃんと出来ない、貴方のせいよ」と反論。
更に全く関係のない過去の事を、
「あなたは結婚して子どもが生まれたときに、飲み歩いて家のことを一切しなかったよね」
「だから、息子がまともに育たなかったのよ」
何十年も前の事を責め立てられます。
確かにその通りなので、私は反論ができません。
遠い昔の私の失態や失敗を蒸し返して口撃されるのは本当に辛い。
これを持ち出されると私は戦意喪失、脱力感で何も言えなくなるのです。
この件に関しては、以前に家内に何度か謝罪し許してもらったと思っていたが、蒸し返される、お願い忘れてほしい。
私は考える力がはぎ取られ、家内との距離が遠くへ離れていく感じ。
生まれながらに持った家内の武器かもしれない
元来は、女性は男性より腕力では弱い生き物です。
取っ組み合いの喧嘩になれば、まず女性に勝ち目は無し。
そこで女性は武器として、口撃で男性を追い詰めて、戦意を喪失させる術を身につけるようにDNAに記憶されているのかもしれません。
今や暴力は社会的にも絶対に許されず、家内に暴力を振るえば逮捕される時代です。
だから、女性の方が圧倒的に有利であり、残念ながら男には殆ど勝ち目なし。
男は絶対的に不利なのです。
口論になれば口数の多い家内が勝利し、夫の私の負けは明らか。
男は悲しいほど弱い立場となってしまった
私は子どもの頃から周囲の大人に「男は強くなければならない」といわれ育ってきました。
また、女性は弱いので守らなければならないとも教育されました。
同世代のシニア男性は同じ様に育てられたのでは。
男性は腕力が強く、私も力仕事になれば進んで担ってきたつもりだが、最近は男らしさを発揮する場面が少なくなりました。
女性が強くなり男が守る必要もなくなったのでは。
立場は逆転が明白です。
【解決法】男のプライドは捨てて弱いと思って生きる
なので、奥さんと口喧嘩をしてもまず勝ち目はありません。
かといって、暴力に訴えれば大変な事に。
昔のように男らしく生きることの意味が無くなったのです。
男としてのプライドは、その辺に捨てて弱い生き物だと自覚して生きる。
すぐには切り替えができないと思うが、毎日寝起きに「自分は弱い生き物だ」と唱えていれば気持ちもだんだんその方向へ変化します。
時代の変化に順応した者だけが生き延びる。
かのダーウィンは曰く「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」
若い男性はすでに弱い生き物に変化しているが、私と同世代のシニア男性は、「俺は男だ」という幻想に囚われまだ変化できていない人が多いと思います。
まとめ
定年退職後は、奥さんと仲良く暮らすなんてことは夢の夢であることを認識することです。
口喧嘩をしないように心がけるが、家内の意見に思わず反論して怒りを買った場合は、すぐに謝罪して大人しくする。
著書「性格は変えられる」の中で野田俊作は以下のように述べています。
人はビジネスの問題なら理性的に扱えるが愛の問題を理性的に扱えるほど成長していない。
夫婦関係の中の問題もビジネス的に対処すれば、夫婦関係を感情的にならないで理性的に再建できるようになる。
そうして、愛でないものをビジネスとして分離して処理してゆくと、やがて本当の愛が現れてくる。
なるほどと思う。