シニアになっても色々な事にチャレンジ、自分探しはとても幸せで奇跡の時間です。日々体力の衰えを感じながらも今日出来る事を一つずつ積み重ねていきたいと思います

高齢者が犬を飼う時の注意点は?飼育放棄しない覚悟が必要

我が家にはダックスフントを飼っています。

飼ってから10年を超えました。

小型犬の平均寿命が15歳前後ですから、人間の中高年にあたります。

犬と一緒に暮らしている喜びはたくさんあります。

例えば、

「いつも玄関で待ち、ドアを開けると振って飛びついて喜んでくれる」

「話しかけると真剣な表情で首をかしげ言葉を理解しようとする」

「寝ているところに近づいてきて体をくっつけて添い寝をしてくる」

と、心が癒される瞬間です。

犬とのコミュニケーションは、心の触れ合い、人と人では味わえないものです。

高齢者の方で、犬を飼いたいと思ったら、以下の事をクリアできるか、ぜひ参考にしてください。

高齢者が犬を飼う時の注意点は?

高齢者が犬を飼う時の注意点をまとめました。

以下の事を書いています。

・飼育放棄をしない覚悟を持つ

・しつけをする

・医療費がかかる

・毎日お散歩する

・トイレにも手がかかる

・抜け毛の掃除が必要

・お留守させることもある

飼育放棄をしない覚悟をもつ

高齢者が何かの理由で犬を飼い続けることが出来なり、飼い犬を手放すケースも増えているそうです。

夫婦揃って病気になって入院することも可能性は低いものの有り得ます。

高齢者のひとり暮らしでは、その可能性が高まります。

高齢に伴う認知症や体力の低下で従来のお世話ができなくなる事も想定されます。

ペットを飼う人の体力や健康、経済面、周囲のサポート体制などは個人差が大きいと思います。

他人に迷惑をかけないという点から、60歳を超えて子犬から飼い始めるのはかなり大変です。

60歳を過ぎて子犬から飼い始めると、15年後は犬も高齢になり介護が必要になるかもしれません。

犬と老老介護となる可能性もあります。

飼い主とペットが病気をせずに元気に年を重ねることがベストです。

犬のエサは栄養バランスが大幅に改善しています。

ペット医療の高度化で長生きになった反面、がんや認知症などの生活習慣病にかかるリスクも高くなっています。

犬を飼える限界年齢が、70歳くらいまでかもしれません。

犬の認知症の主な症状は「夜鳴き」ですから、飼い主も寝不足になり、健康にも影響します。

飼い主が認知症になれば、飼えなくなり犬は路頭に迷います。

次は、毎日のお散歩です。

しつけをする

我が家で、犬を飼って一番困っている事から書きます。

一つだけ大きな問題があります。

むちゃくちゃ、吠えるのです。

室内飼いですが、来客がなければ、おとなしくていい子にしてます。

玄関のチャイムが鳴った途端に、けたたましく吠え、来客が帰るまで吠え続けてます。

集合住宅なので、周囲の方に迷惑をかけています。

散歩中にも他の犬と出会うと凄い勢いで吠えます、

子犬の時にしつけをしていればと後悔しています。

ダックスフントは特に吠え声が大きいのです。

吠えることで、以下のような支障が生じております。

○犬を介しての近所付き合いが難しい。

○隣近所に騒音になっている。

○急に吠えるので、周囲の人がビックリする。

○私達夫婦にもしもの事があった場合、吠える犬はもらってくれない。

私達夫婦は、飼い主として失格だと思っています。

60歳を超えて犬を飼うなら「吠えぐせのない犬」を探しましょう。

子犬から飼う時には、しっかりとしつけが不可欠です。

次は主に飼い主の健康問題などで飼えなくなる飼育破綻の心配です。

犬の医療費がかかる

年間で予防接種や予防薬などの一定の医療費がかかります。

小型犬よりも、大型犬は少し高くなるようです。

犬の体調に異変があれば、その都度診てもらいますが、その分費用もかかります。

ワクチンの予防接種

ワクチンで予防できる病気が11種類あります。

3種、5種、9種などワクチンを組み合わせた混合ワクチンを接種しています。

病気を引き起こすウイルスや細菌への免疫をつけるのがワクチン予防接種です。

予防できる病気が9種類の9種混合ワクチンでは約10,000円です。

フィラリア予防

犬にとっても蚊は大敵です。

蚊に刺されたことが原因で犬のお腹(主に心臓)に寄生虫が発生して発病するフィラリア症(犬糸状虫症)は、命にかかわる病気です。

お散歩中や部屋にいても蚊に刺される恐れがあり、予防する必要があります。

予防薬と予防注射があります。

家では蚊が出る前の5月から12月まで8ヶ月間、エサに混ぜて月に1回服用させています。

飲み薬タイプは小型犬で約6,000円です。

犬の体重によって薬の量が違います。

狂犬病ワクチン

犬を飼い主に義務付けられている狂犬病ワクチンです。

お住まいの自治体から連絡を受けて接種しなければなりません。

料金は約4,000円です。

ダニの予防

ダニは、主に近隣の草むらなどに潜んでいます。

動物が来るのを待ち伏せしている厄介な寄生虫です。

人にも被害を及ぼすことで知られているのがマダニです。

マダニが媒介する感染症では人の死亡例もあります。

動物病院で直接皮膚に滴下する予防薬が一般的です。

ノミと一緒に予防しましょう。

散歩の時に犬は草むらに行こうとしますが、草むらは入らない方が無難です。

コントロールして入らないようにして避けましょう。

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ノミの予防

ノミが犬に寄生するとダニよりも小さいため発見が困難です。

ノミも予防薬で寄生を予防します。

室内の清掃も予防の一環となります。

シャンプー後に滴下タイプの予防薬がおススメです。

ノミとダニの予防を一緒にすることができます。

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歯石の除去(臨時の治療)

フェラリア予防で動物病院に行き、歯を診てもらったところ、奥歯に歯石を指摘されました。

放置すると虫歯の原因になるため除去しました。

麻酔をかけての治療で約30,000円かかりました。

この他にも、これまでに蕁麻疹やおできで診てもらったことがあります。

毎日犬のお散歩する

犬も部屋に閉じこもっていると、人と同じでストレスが溜まります。

犬もストレスが溜まるとおかしな行動を起こします。

電気コードをかじったり、糞を食べたり、所かまわずトイレをしたりです。

子犬の時にケージに入れて半日の留守番させた時の事、糞を周囲にはね飛ばし、体中に塗り付けていたことがありました。

本来、ダックスフンドはキレイ好きなのですが、ストレスからです。

「狭いケージに閉じ込めて留守番はイヤだ!」という心境だったかもしれません。

以降、留守番させる時はケージに入れず、部屋で放し飼いにしています。

お散歩ですが、悪天候の日は別にして、毎日お散歩に連れて行くことが大切です。

お散歩のコースをいくつか設定しておくと良いです。

時々は普段と違うコースや場所に連れて行くことで、犬も新たな刺激を受けます。

たくさん歩いた日は、人と同じで良く休みます。

トイレにも手がかかる

犬のトイレは「朝起きたとき」「食後」「お散歩の時」とほぼ決まっています。

寝る前にもさせると良いです。

トイレに行きたくなると、小さく鳴いて教えてくれたりしますので、わかりやすいと思います。

熱い夏は一日に飲む水の量が多く、冬場の2〜3倍にもなります。

犬は殆ど汗をかかないため、トイレの回数が増えます。

糞の回収とトイレ流しなど、マットの交換など、その都度行います。

犬は、きれい好きなので、マットが汚れていると、嫌がります。

犬の抜け毛の掃除をする

ダックスフンドは、年中抜け毛があります。

2日に1回は掃除機をかけています。

お掃除好きの家庭であれば全く問題ありません。

掃除をしないと結構床に毛がかたまりがフワフワと目立つようになります。

夏場は足底に抜け毛が付着、お風呂場で足底にシャワーをかけると結構な量の抜け毛が流れます。

ルンバなどを使っているご家庭であれば、もしかしたら重宝するかもしれません。

抜け毛を放置すると、ノミやダニのすみかになりますので、床の掃除は毎日行うのが理想です。

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お留守させることもある

緊急な場合を含めて家を留守にして出かけることもあります。

計画的に旅行をする場合は、事前にペットホテルなどを予約します。

遠方の家族や親族の不幸が急に起こるかもしれません。

緊急なケースを想定し、普段から一時的に預かってくれる施設を探しておく必要があります。

我が家は犬が不安になるので旅行には行けません。

トリマーに短時間預けた時も「なぜ、預けたんだ!さみしかったじゃないか!」と吠えて怒ります。

可愛らしくもあります。

シニアが犬を飼う時の注意点「まとめ」

最近、ペットを飼えなくなって、捨てたり、保健所に連れて行く人も増えています。

欧米の法律では、ペットショップでは子犬を買うことができません。

子犬を買いたい時は直接ブリーダーから購入します。

飼う時は、事前に子犬の両親のこと、生い立ち、性格など細かい情報提供を受けます。

ブリーダーから子犬の飼い主として適しているかを判断されます。

一方、日本では、ペットショップで簡単に購入できます。

ひと目見て可愛らしいと衝動的に購入します。

「大きく成長して可愛くなくなった」、

「面倒になった」、

などの理由で捨てる人が少なくありません。

身勝手な方は、ペットを飼う資格はありません。

一度飼い始めたら「終生飼養」の義務があります。

違反すれば法律により罰せられます。

ペットを飼う前に、ペットに対する考え方や周囲の環境など総合的に判断しなければなりません。。

例えば、次の基準を参考にしてはいかがでしょうか。

○犬が好きで一緒に暮らしたいと思っていること。

○家族に動物アレルギーがなく、同意があること。

○近くに動物病院があること。

○精神的、経済的に余裕があること。

○散歩やトイレ処理など毎日のお世話を犬のために喜んでできること。

○旅行や突然、留守にするときに預かってくれる先があること。

○何らかの理由で飼えなくなったときに引き取ってくれるところがあること。

動物愛護保護団体と元気な時に事前に話し合っておくことも大切です。

面倒が見られなくなって、犬の面倒を託すときに費用を寄付するなどの方法もあります。

愛犬の面倒を見てもらう契約を締結することも可能です。

ペットの入手ルートについては、次の3通りがあります。

ブリーダーさんから購入

これから犬から飼いたいと思う方は、ペットショップではなく、ブリーダーさんから購入をおすすめします。

気に入った犬が見つかれば、生育環境や兄弟のことなども知ることができます。

ブリーダーさんの人柄にも接することができます。

飼い始めて、困ったことがあれば、購入したブリーダーさんに相談できます。

知人やボランティア団体から譲り受ける

近隣にブリーダーさんがいない時は、知人やボランティア団体から譲り受けることをおすすめします。

犬種は選べないかもしれませんが、犬の性格を教えてもらうことができます。

ペットショップで購入

ブリーダーさんやボランティア団体が見つからなければ、ペットショップでの購入です。

ペットショップで購入する場合には、お店選びが重要です。

お店がきれいで犬の展示環境が良く、アフターフォローがしっかりしているお店を選ぶべきです。

ペットショップは、経営面を重視するあまり、売ることが先行しがちです。

お店選びを慎重に行いましょう。

今回は、高齢になってから、犬を飼いたいと考えた時に注意する点をご紹介しました。

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