還暦を超えて気になっているのは、老後の健康のことです。
胃の調子が悪かったので胃カメラ検査後に、ピロリ菌の除菌治療をしました。
しかし、除菌治療に至るまでの経過に納得がいきませんでした。
その時の顛末を記事にしました。
現在、ピロリ菌除菌治療を受けるためには、胃カメラ検査が前提になっています。
この前提が、おかしいのです。
私は、胃カメラ検査は必要ないという意見です。
ピロリ菌の除菌治療は胃カメラ検査を前提にすべきでない意見
ピロリ菌の除菌治療のきっかけ
私は半年ほど前から胃の調子が悪く気になっていました。
症状としては、食べた後の消化不良のような胃のもたれ、豊満感などです。
ピロリ菌が原因ではないかと考えていたわけです。
ピロリ菌が原因だと思ったのは、頃田舎で育ちで、冷たい井戸水をたくさん飲んだ経験、川で泳いでいて誤って水を飲んだ経験があったからです。
ピロリ菌感染者の胃がん発症率が高いというデータがあります。
知らなかったのですが、ピロリ菌の除菌治療には胃カメラ検査が前提になっています。
胃カメラ検査をしないとピロリ菌の除菌治療が受けられないのです。
ピロリ菌の呼気検査でピロリ菌の有無を判定できるのに、
胃カメラ検査は苦痛なのです。
わざわざ医療費を使って苦しい胃カメラ検査をする必要はないのです。
胃カメラ検査ではピロリ菌の検査はしなかった
苦痛に耐えて胃カメラ検査をしましたが、何故かピロリ菌の検査はしませんでした。
胃カメラ検査は無駄です。
私は定期健康診断では胃カメラではなくバリウム検査にしています。
今回の検査の結果、「慢性胃炎」、「ピロリ菌の呼気検査では数値が7.4H(基準値2.5未満)の高値」でした。
ピロリ菌感染の強い疑いあり除菌治療をお勧める結果でした。
早速、検査を受けた病院の窓口に連絡してピロリ菌の除菌治療をお願いしたのです。
ところが、「胃カメラ検査」を受けないと除菌治療はできないという返事。
「どうしてですか?」、
「ピロリ菌の呼気検査で陽性なのに?」
と次々に問いましたが、今の医療制度はそうなつているとのこと。
ピロリ菌がいることが判定されているのに、なぜ胃カメラ検査をしなければならないのか。
仕方がなく、胃カメラ検査をすることにしました。
胃カメラ検査は本当に苦痛
ということで、胃カメラ検査を受けました。
予想以上、うわさ以上に胃カメラ検査は苦痛でした。
いきなり喉に棒を突っ込まれた感覚、強烈な痛みと息苦しさでした。
過去に大腸内視鏡検査の体験はありましたが、痛みの程度は全く違いました。
口から胃カメラを挿入され言わば小魚に串刺した状態。
喉から胃カメラを挿入された瞬間、体は異常事態に陥り、吐き気、涙、よだれの拒絶反応を引き起こし、顔は涙とよだれで溢れました。
検査時間は10分ほどでしたが、とても長く、長く感じられました。
本当に辛い検査でした。
麻酔をかけて検査する方法もあるそうなので、もっと高齢の方や女性の方はそちらを選択した方が良いなと思います。
検査が終わると、検査技師から、がんなどの異常はないけど、慢性胃炎があることを知らされました。
ピロリ菌はいましたか?
と聞いたところ、「呼気検査を受けて下さい」とのこと。
なんという矛盾に愕然としました。
健康診断のバリウム検査で慢性胃炎であることは分かっていたし、
ピロリ菌がいることもわかっていたので、
何のための胃カメラ検査だったのか。
「胃カメラ検査」は必要ないと確信しました。
ピロリ菌の除菌治療には「胃カメラ検査」は不要です。
ネット情報によると60歳以上のピロリ菌感染率が60%と報告されています。
呼気検査で陽性判定の人は全員、この苦しくて辛い胃カメラ検査を受けた後に除菌治療です。
まとめ
還暦を超えている人のピロリ菌感染率が非常に高いという事実があります。
今回、ピロリ菌除菌の治療を受けるには胃カメラ検査が前提になっていることを知りました。
なぜ胃カメラ検査が前提になっているのか私には釈然としません。
厚生労働省と医師会の力関係が作用しているのでしょうか。
ピロリ菌の呼気検査で陽性であれば、胃カメラ検査なしで、除菌治療を許可すべきです。
国の医療費、個人負担の検査費を共に削減できます。
胃の調子が悪い、がん家系の方は、ピロリ菌の感染を疑って最初から胃カメラ検査を受けるべきでしょう。
私は、胃の調子が悪かったので、胃カメラ検査ありきの医療制度を知っていたら、最初から胃カメラ検査をしていました。
胃カメラ検査で初期がんを発見できるようになって、助かる人が増えていることは素晴らしいことです。
「本人が望む検査でピロリ菌の除菌治療を許可すべきだ」、
というのが私の意見です。