シニアになっても色々な事にチャレンジ、自分探しはとても幸せで奇跡の時間です。日々体力の衰えを感じながらも今日出来る事を一つずつ積み重ねていきたいと思います

高齢者の悩み「自分の話をする場所がない」解決法は?

高齢者の方々が抱える孤独やコミュニケーション不足は深刻な問題です。

最初に私たち夫婦の状況をご紹介します。

私たち夫婦は、普段から積極的に会話を楽しんでいますが、家内は日常的には家にいるため、新しい出会いの機会は限られていました。普段は近所の知り合いとの会話程度にとどまり、それ以上の新たな交流を得ることができませんでした。しかし最近、地域のセンターで開催された魅惑的な料理教室に参加する機会がありました。そこでは講師や他の参加者と触れ合うことができ、家内は心躍るような活気を取り戻して帰ってきました。

この素晴らしい経験を通じて、家内は新たな出会いや会話の重要性を再認識しました。そこで彼女は、定期的に様々な地区センターで開催されるイベントに積極的に参加することを決心、早速予約電話を入れていました。時折、新しい出会いや心の交流を求める必要性を感じていたのです。

人生経験豊富な方々の話は、貴重なものであるはずなのに、自分の話をする場所がないと感じている方も多いかもしれません。

もちろん身近な人とのコミュニケーションも大切です。しかし気軽に話せる場所がない場合は、孤独や不安が募ってしまいます。孤独は健康リスクが高く、1日にタバコを一箱吸うことに匹敵するという研究もあります。

人は人と助け合い、共同で生活をする動物のはずですが、近年では個が優先され過ぎ、本来の人間としての良好な環境が少なくになっています。

この問題を解決法を考えてみます。

高齢者のコミュニケーションの問題

高齢者にとって、話す相手や場所を失うことはコミュニケーションに関する大きな問題です。孤独を感じることが多く、コミュニケーション障害に陥りやすいと言えます。

私の知り合いの70歳代の奥様は、本来は活発でおしゃべりな性格でした。しかし、ご主人が事業に失敗し病気で亡くなった後、自宅に引きこもりがちになり、何日も一言も口にしない日々が続いたそうです。元気もなく、声も出しにくくなり、憂鬱な日々を送っていたと言います。しかし、彼女は危機を感じ、地域のサークルに参加することを決意。そして、その出会いや交流を通じて、彼女は元気を取り戻し、以前のような活気溢れる自分に戻ったのです。

この話を聞き、私は人との会話や交流の重要性を改めて痛感しました。

たとえば家族がいても、距離感が生じたり、別々の生活を送っていたりすると、話す機会がなくなってしまいます。また、高齢者が参加していた組織や団体が解散してしまった場合、交流する場所がなくなってしまいがちです。

なぜ高齢者は話す場所を失うのかというと、社会的な孤独感が大きく影響しています。

高齢者が人と接することや、新しい友達を作ることができないと、ますます孤立感が強くなります。

また、身体の衰えで外出が困難になった場合、自然と会話の機会が減少します。高齢者のコミュニケーション問題を解決するには、家族や地域社会での支援や、オンライン上でのコミュニケーションが有効だと思います。

家族との会話

高齢者が自分自身の話をする場所がないという問題は、孤独に繋がります。

そして、家族との関係性が失われ、深刻な問題になります。これらの問題を避けるためにはまず家族とのコミュニケーションが重要になります。

会話を始めるために、感情を共有することが大切です。家族が話している内容に共感することで、誰もが自分自身を話しやすくなります。また、興味を持つことも重要です。子どもが親の趣味や興味を知ることで、会話が弾みます。

家族とのトピックのアイデアについては、家族の歴史や思い出について話すことができます。

また、近況報告や、今後の計画なども話題になります。

ただし、避けるべきトピックもあります。例えば、政治や宗教などは、根本的な意見の食い違いがある場合には親子といえども感情的になることも想定されるので避けたほうが無難です。

以上のように、家族との会話は高齢者にとって非常に重要です。コミュニケーションが不足することで、孤独感に苦しむこともあります。

家族とのコミュニケーションを大切にすることで、適度な刺激を得ることができます。

コミュニティ活動に参加する

高齢者に家族がいない場合は孤独を感じるでしょう。

そんな時は、地域の活動やサークル、趣味の世界に参加することで、新しい友人を作ったり、コミュニティに参加したりすることができます。

先述しましたが、最近家内は地区センターのイベントに参加しましたが、人とのふれあいが好きな家内は以前よりも活気に満ちています。

地域の活動に参加すれば、同じ地域の方々と交流することができます。

地域のイベントには夏祭りやイベントがあり参加することで、地域の人々とコミュニケーションをとることができます。

また、地域のボランティア活動に参加することも、新しい人と出会ういい機会になります。

趣味に参加することもコミュニケーションの場を広げる方法の1つです。例えば、図書館での読書会や庭園の手入れなど、自分が興味のあることに参加することで、同じ趣味を持つ人と出会い、交流が始まるかもしれません。

また、地区センターでは音楽・ダンス・アートなどの教室や、昼食会・朝食会などのイベントが開催されている地域もあります。

地域のサポートグループやコミュニティセンターに参加することで、新しい友達を作ったり、興味を持つことに時間を費やしたりできるかもしれません。

あなたの話を聞いてくれる人や、あなたが話を聞くことができる人が見つかる可能性があります。

サークルに参加することも、自分の話をする場を広げる上で有効です。例えば、手工芸や旅行に興味のある方は、そのようなサークルに参加して自分の趣味について語り合うことができます。自分が話したいことを探して、少し勇気を出して自分から声をかけましょう。

同じ趣味人をつなぐ「趣味俱楽部」

以上のように、地域の活動やサークル、趣味に参加することで、高齢者の方々でも新しい友達を作ることができます。

自分から話しかける勇気がなくても、まずは顔を出してみることから始めてみませんか。あなたの人生が変わるかもしれません。

オンラインコミュニティに参加する

高齢者にとって、オンラインコミュニティに参加することは大きなメリットがあります。

スマートフォンやパソコンがあれば、自宅から手軽に参加することができます。

さらに、ソーシャルメディアやオンラインフォーラムを利用すれば、様々なテーマについて他の人と交流することができます。

特に、高齢者が抱える孤独やコミュニケーションの不足といった問題は、オンラインコミュニティで解決することができます。

初めての参加でも、自分のペースで進めることができますし、ネガティブなコメントや発言をする人から距離を置くこともできます。

また、不特定多数の人とオンライン上で交流することで、普段なら出会うことのない方とも出会うことができます。

新しい趣味や興味を共有する人と出会うことで、生活の質が向上することもあります。

オンラインコミュニティに参加することは、高齢者にとって大きなソーシャルメディアの利点があります。是非、活用してみてください。

オンラインコミュニティのご紹介

シニアのオンラインコミュニティをいくつかご紹介します。

①「趣味人倶楽部」というシニア向けコミュニティサイトでは、Zoomを使ったオンラインイベント会を提供しています。

同じ趣味人をつなぐ「趣味俱楽部」

②株式会社ケアラボが運営するシニアオンラインコミュニティでは、シニア向けのボランティア活動を募集しています。

シニア向けのボランティア活動を募集

③大学生が運営するオンラインコミュニティでは、シニアも参加している。オンラインフェスティバルなどのイベントも開催されています。

オンラインでシニアが集える場づくりを。大学生の挑戦がコミュニティの空気を変えた

④「体験+EC」という形式で、オンラインで趣味コミュニティを提供しています。

シニア向けオンライン趣味コミュニティが開拓する「体験+EC」とは?

⑤地元の高齢者コミュニティに参加する方法がある。同じ趣味を持つ人と集まって、趣味を楽しむことができる

【老後の友人作り】高齢者が老後にゼロからコミュニティ・友達を作る方法5選

⑥オンライン交流会に参加する方法がある。例えば、お料理教室やお絵描き教室、折り紙教室などがあります。

【シニア向け】オンラインサービス|生活や人生を豊かにする高齢者コミュニティ

まとめ・高齢者の悩み【自分の話をする場所がない】解決法は?

この記事では、高齢者が抱える「自分の話をする場所がない」という悩みについて解決法を探りました。

高齢者は社会的な孤立感や寂しさを感じる傾向にあり、自分の経験や思いを共有したいという欲求を持っています。以下に、いくつかの解決法をまとめました。

高齢者サークルやコミュニティへの参加

地域の高齢者サークルやコミュニティに参加することで、同じような悩みや興味を持つ仲間との交流の場を見つけることができます。こうした場所では、自分の話をする機会が増えるだけでなく、他の人の話も聞くことができます。

オンラインコミュニティの利用

インターネットの普及により、ご紹介したようにオンラインコミュニティが盛んになっています。高齢者向けのオンラインフォーラムやSNSグループに参加することで、自分の話をする場所を見つけることができます。また、遠くに住む家族や友人とのビデオ通話を通じてコミュニケーションを深めることもできます。

 

これらの解決法は、高齢者が自分の話をする場所を見つけ、社会的なつながりを持つことを後押しします。高齢者の声や経験は貴重であり、彼らが話すことで、他の人々も学びや共感を得ることができます。

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