若い時は夫婦喧嘩もしました。
お互いの主張がぶつかり合い、最後は家内が私の過去の失態を蒸し返してののしり、私はノックダウン。
万事休す。
何度となく夫婦喧嘩を繰り返すうちに妻には負けることを悟りました。
喧嘩の後はいつも後悔する
妻は時々刺々しい言葉を投げつけてきます。
友人に聞いてみると、どこの夫婦も同じ状況、妻は強い。
どうして、そんな言い方しかできないのか、はらわたが煮えくり返るような思いになるときもあります。
若い時は、言い返して大ゲンカになることもありました。
心臓は警報機のように早く強く打ち鳴り。
手には汗を握り、額には脂汗。
まるで原野で突然にライオンに出くわした状態です(笑)
体は危険な状態、健康に良いはずはないですね。
家内と言い争いの喧嘩をした後には、いつも心虚しく後悔していました。
そしてある日「家内の喧嘩の誘いに決して付き合ってはならない」と心に決めたのです。
考えた結論は「妻の理不尽な怒りを乗り越えるには考え方を変えなければならない」ということです。
妻は異次元の人間だと認識する
男性の場合、特別な事が無ければの前提だが、昔の事を蒸し返して人を責めるのは苦手な人が多いと思います。
男性は、勝手ながら、過去の問題は水に流した方が精神的に楽なのです。
そこで、妻が昔のことを蒸し返すのは「妻は異次元の人間だ」と脳に言い聞かせるようにしたのです。
男とは異なる生き物であると認識し、言い争っても無駄であると悟ることです。
普段から心の準備をしておく
普段から「妻は異次元の人間である」と脳に刻むこと。
そして、妻が刺々しい言葉を投げてきても、決して打ち返さないと脳に言い聞かせることです。
決めていても、失敗することもあります。
「こんなはずではなかった、どうして妻の挑発に乗ってしまったのだ」と後悔し、自分を軽蔑することもあります。
しかし、自暴自棄にならずに「たまたま、脳の調子が悪かったんだ。うまく脳が働かなかったのだ。次はきっとうまく行く」と考えれば必ず次はうまく行きます。
次の機会には、「やさしい調子で受け答えをしよう」と脳に繰り返し言い聞かせて準備するのです。
意に反して優しい言葉をかける
石蔵文信著は「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか」の中で、妻たちについておおよそ以下のように述べています。
なぜ妻たちは夫の失敗や失態、自分が気に入らない夫の言動をいつまでも根に持って、心の中の「怒りのポイントカード」に貯め込んでしまうのだろうか。
「怒りのポイントカード」とは、言い得て妙ですね。
そして、妻には「生存戦略が根底にある」と言い、おおよそ次のように解説している。
腕力では男性にはかなわないため、少しでも有利な立場を確保するために「夫のせいで私はこんなに傷ついたり、不愉快な思いをした」、「夫のために私はこんなに我慢している」、「夫より私の方が大変だ」といったネタを具体的にストックしておく必要がある。
だから、夫の「犯罪履歴」を決して消すことなく、無期限有効でポイント加算を続けているのではないだろうか。
妻と夫婦喧嘩をしても全く勝ち目はないということです。
口論になりそうだと感じたら、言い返さないこと、口論の誘いに乗らないことです。
そして、優しい言葉をかけてみよう。
「いつも反省してるよ。。。これ手伝おうか?」と。
昔の失態を蒸し返されては怒りも沸いてくるけど、何せ「妻は異次元の人間」と思えば少し落ち着けないでしょうか。
まとめ
私の夫婦の歴史に鑑みて、家内と夫婦喧嘩をしても、負けるばかりでした。
負ける試合はしたくない、何か得るものがあれば別だが後悔ばかりを獲得してきた訳です。
そこで、「妻は異次元の人間である」と考えるようになってからは、夫婦喧嘩はほとんどなくなりました。
異次元の人とは同じ土俵には上がらないことが大切。
過去を蒸し返されたらその都度「反省してるよ」、「あの時はごめんね」など優しいことばをかけましょう。
最初は難しいと思うけど繰り返し「自分の脳に言い聞かせる」ことで必ず出来る。
これに成功すれば自分の脳をコントロールできた事になります。
この成果は大きい。
妻の態度が一変して優しくなること請け合いですよ。
夫婦円満へ