毎日「歩きながら腹筋」をしていたら腰椎椎間板ヘルニアによる足の痛みやしびれが緩和、軽減しました。
「歩きながら腹筋」は、文字の通り、歩いている時に腹筋に力を入れて腰回りを固定することです。
歩きながら腹筋に効果があると気付いたのは痛みに耐えながら歩いている時でした。
腹筋に力を入れた瞬間に足の痛みが少し和らいだのです。
治らないと思っていたので、嬉しくなり希望を持つことができたのです。
同じ様な症状で悩んでいる方の改善の参考になればと思います。
椎間板ヘルニアの痛みが緩和した
還暦を迎えた直後から体のあちこちに不具合が起こりました。
周囲の友人も体のどこかしらに痛みを抱えています。
私の場合、生活に一番支障をきたしていたのが腰椎の椎間板ヘルニアによる腰や足、お尻の痛みやしびれでした。
日によって痛みの程度は異なっていましたが、激痛で歩くこともままならない日もありました。
その頃は、医者から処方されていた鎮痛剤のロキソニンを毎日朝昼晩3回も飲んで一時的に痛みを抑えていましたが、薬の副作用を心配していました。
歩きながら腹筋をするようになってからは鎮痛剤を一切飲んでいません。
仕事はデスクワーク、椅子に座ると猫背になって痛みが強くなるので、今でも机の上に台を載せてその上にPCを置いて立ったままの姿勢で仕事をしています。
自宅では背の高いテーブルを使って立ったままの姿勢で晩酌や食事をしています。
今、流行りの立ち飲み居酒屋を自宅でも楽しんでいる気分です。
昨年から複数の整形外科や整体院などの民間療法を受診しましたが、悪化するばかりで改善しませんでした。このあたりがどん底でした。
今年の7月に62歳になってから歩きながら腹筋を始めましたが、4か月経過した現在ではほとんど痛みがないくらいに改善しています。
同じように腰椎の椎間板ヘルニアによる痛みで苦しんでいる方にヒントになればと当ブログで発信することにしました。
私の場合は、歩きながら腹筋を続けたことで痛みが緩和しましたが、誰にでも当てはまるかどうかは分かりません。
お金もかからず簡単ですので、試してみる価値はあると思います。
歩きながら腹筋は簡単ですので腰椎の椎間板ヘルニアが原因で痛みやしびれでお悩みの方は一度試して頂けたらと思います。
痛みやしびれが少しでも緩和されれば、明るく前向きな気持ちになれます。
少し努力が必要ですが、お試しください。
私の椎間板ヘルニア
ご存知だと思いますが、腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の腰椎部分の神経が椎間板の突出によって圧迫され、圧迫された神経の末端のお尻や足に痛みやしびれが起こる症状です。
椎間板の突出が収まり、神経への圧迫が解消されれば痛みは無くなるといわれています。
つい最近、「1本の注射で椎間板を退行させて完治させる治療法が保険適用されたようです」が、注射を使えるのは一定の症状や状態に限定されているようです。
私は整形外科の診断で腰椎の4番と5番目の間の椎間板が突出していて足につながる神経を刺激していると診断されました。
痛みの部位は、ふくらはぎの外側部分が一番痛く、腰、時には足の裏やお尻も痛みやしびれがありました。
寝ている時は痛みやしびれはなく、朝起きて歩き始めると痛みで足を床に付けられずに倒れ込んでしまうこともありました。
この時がどん底で泣きたくなる気持ちでした。この先オレの体はどうなるのかと。
病院や整体院で改善せず
痛みが出るようになってから、最初に診てもらったのが、地元では有名な整形外科でした。
整形外科で背骨のレントゲンを撮リ椎間板の状態は年相応で特に悪い状態ではないと診断され、仰向けに寝て両足を数秒間持ち上げる運動を繰り返すように指導されました。
今、思えば腹筋を鍛える運動なので、先生の指導の通り両足持ち上げ運動を続けていればもっと早く痛みやしびれが緩和されたかもしれません。
しかし、当時はこの動作は腰や足の痛みに耐えられずに継続することができませんでした。結局三日坊主でした。
その後、柔道整復師が治療している整骨院や理学療法士が開業している体ハウスなどで診てもらったが改善せず、最後は勤務先の近くの整形外科に月に1回、5か月通いました。
その整形外科では、作業療法士や理学療法士が体の動かし方の指導をしています。
私のリハビリテーション計画と動作の指導カルテです。
「リハビリテーション計画票」
指導カルテ1
指導カルテ2
私の場合は、ひたすら体を反らす動作をするように指導されました。
体を反らすことで飛び出した椎間板を腰椎の中に押し込むのです。
指導された姿勢を1日数回、数か月継続しましたが、やや改善したものの痛みやしびれが取れるまでには至りませんでした。
歩きながら腹筋に効果があると気づいた
私の自宅から最寄り駅までには、階段や上り坂が沢山あります。椎間板ヘルニアは前かがみの姿勢、猫背の姿勢が苦痛なのです。
特に床に落ちている物を拾ったりする時の腰を曲げる姿勢は痛みが強くなります。
上り階段や上り坂では、必然的に姿勢が前かがみになるため、神経が更に圧迫されて痛みが走ります。
ある日、痛みを我慢しつつ坂道を上っていた時、腹筋に力を入れてお腹を固定したらどうだろうか?と思って少し腹筋に力を入れたところ、痛みが軽減したのです。
このことが、改善に向けてのターニングポイントでした。希望のランプが点灯したのです。
腹筋に力をいれたまま歩くのは少し呼吸が苦しくいのですが、痛みが軽減され楽になることに気付いたのです。
この日から、上り坂だけではなく歩く時はいつも腹筋に力を入れていたら、日に日に痛みが軽くなり、4か月経過した現在、痛みの程度がかなり低くなっています。
歩いていて痛みを忘れる日も増えてきました。
このまま、続けていれば完治するのではないかと思えるほどに改善しています。
毎日、時間を決めて腹筋運動を計画しても継続する事はなかなか難しく、多くの方は挫折しています。
その点歩きながら腹筋は、日常の歩きの中に腹筋運動を取り入れる方法なので簡単に継続できるメリットがあります。
歩きながら腹筋と呼吸法
最初は、歩きながら腹筋は辛いかもしれません。
当然ですが、上り坂が急であるほど呼吸が荒くなり、きついです。
また、腹筋に力を入れると複式呼吸ができなくなり、浅い呼吸の繰り返しになリ呼吸回数も増えます。
特に注意してほしいのが、呼吸は「鼻で吸って口から吐く」ようにすることです。
呼吸で鼻で空気を吸うときは、口は閉じましょう。
口を開けっ放しにすると、ウイルスや細菌が口から入って感染のリスクが高まります。
特に冬はインフルエンザウイルスが活性化していますので要注意です。
また、口を開けっ放しにすると口の中が乾燥し、喉もいがらっぽくなります。
もう一度、言います、「鼻から吸って口から吐く、吐き終わったら口を閉じる」、以上を徹底して頂きたいと思っています。
腹筋が割れるようになった
歩きながら腹筋を始めてから4ヶ月経ちますが、お腹に力を入れなくても腹筋が6つに割れるようになりました。
体の中心に筋肉のコルセットが作られたのではないかと思っています。
腹筋や背筋の力で背骨をサポートしていると感じます。
自分で考えたやり方で椎間板ヘルニアの痛みを緩和させた喜びは大きいものです。
まとめ
私の椎間板ヘルニアの痛みを緩和させたのは歩きながら腹筋であった。
誰にでも効果があるとは言えないが、一度試して見てはどうだろうか。
少しでも痛みやしびれが緩和すれば、希望が持てて前向きな気持ちになる。
歩きながら腹筋のポイントは
上り坂などで足に痛みが強いときは腹筋に力を入れて歩いてみる。
痛みが少しでも緩和されたら歩きながら腹筋を続けてみる。
最低でも2か月間は続けてみる。
腹筋に力を入れると腹式呼吸ができないので少し苦しい、短い呼吸を繰り返して体内により多くの酸素を取り入れるようにする。
呼吸は「鼻から吸って口から吐く、吐き終わったら口を閉じる」方法で、口を開けっ放しにするとウイルスや細菌に感染しやすくなる。
また口の中が乾燥して喉がいがらっぽくなる。
2ヶ月も続けていれば腹筋が鍛えられて割れるようになる。
歩きながら腹筋は、スマホの様に人にぶつかったり、ホームから落ちる心配はないので痛みがある方は一度試してみてらどうでしょうか。
私が感じたように、改善された時の喜びを感じてほしい。