シニアになっても色々な事にチャレンジ、自分探しはとても幸せで奇跡の時間です。日々体力の衰えを感じながらも今日出来る事を一つずつ積み重ねていきたいと思います

【体験談】65歳のシニアが心房細動による不整脈「カテーテルアブレーション」入院手術

こんにちは。幸ちゃんで~す。

66歳の誕生日を目前にして、ついに長年の不整脈を改善すべくカテーテルアブレーション手術をしました。

7月中旬に心房細動の治療で入院手術をしたので体験談を記事にしました。

心房細動は悪性の不整脈の一種で心臓の心房に血栓がつくられ、その血栓が動脈に乗って脳に運ばれ脳梗塞を引き起こす怖い病気です。

心房細動は高齢者に多い病気で慢性の方、不整脈に気が付ない方もいるとか。

年に一度の健康診断で運よく発見されるケースもあるようです。

心臓の手術と聞くと怖いという印象を持ちますが「カテーテルアブレーション手術」は足の付け根からカテーテルを挿入して不整脈を起こす個所を電気焼灼(しょうしゃく:カテーテルの先端から高周波電流を流し焼くこと)する治療です。

私も当初は怖くて恐ろしく手術は避けたいと敬遠してきたのですが、再発したため心理的に追い詰められて手術をすることにしました。

脳梗塞を発症するリスクが手術の怖さを上回ったのです。

私の入院期間は4泊5日、入院2日目にカテーテルアブレーション手術を受けました。

心房細動を発症したのは5年前、私の場合発作性の心房細動、発症の頻度が少なかった(3か月に数回程度、継続時間は3~6時間)ので発症した時に頓服薬「サンリズム」を服用、しのいでいました。

ここ3年ほど発症していなかったので寛解(かんかい:病気による症状や検査異常が消失した状態)したと勝手に思い込んでいました。

ところが、今年の6月の真夜中に再発、不整脈による不快感で目が覚めて「愕然!×ショック!」

枕を濡らすほど泣き通しました(少し大げさ)

暗闇の失意の中で完治は難しいと気を取り直し脳梗塞の恐怖におびえながらも手術を決意した次第です。

その翌日、手術をするならここだ!と決めていた医療機関に電話したものの、担当の先生は予約がいっぱいで多忙を極めているご様子。

結局、2週間後の午前中に運よく外来予約を取ることができました。

カテーテルアブレーション手術の病院は決めていた

以前よりもし手術をするなら「東京ハートリズムクリニック」に決めていました。

5年前に発症した当初から大小複数の循環器・心臓血管専門病院や総合病院をハシゴして調べていたので病院の選定には迷いはありませんでした。

当院を選んだ理由は「名医であること」、「余計な検査はしない」の2つです。

①名医であること

私の担当医は院長の桑原大志先生、当院を開業する前に横須賀共済病院にて長年カテーテルアブレーション治療を行い、その件数は3,000件以上、豊富な治療実績をお持ちであること。

カテーテルアブレーション治療の名医としてたびたび新聞や雑誌なとで紹介されていて安心感があること。

以前、桑原大志先生が執筆した著書「「心房細動」治療(幻冬舎)」を拝読し、カテーテルアブレーション手術に情熱をお持ちで患者のことを第一に考えていること。

②患者に負担のかかる「余計な検査」や「尿道バルーン」はしない

当院は患者の負担になることは極力しない治療方針。

「余計な検査」とは経食道心エコーのことで、先端に超音波の送受信機がついた胃カメラのような直径約1㎝程度の細い管を飲み込み左心耳に血栓が無いかを確認する検査、この検査はすごく辛いらしい。当院では高度高性能なCT検査(心臓の断層撮影)を用いて左心耳の血栓の有無を確認できるためこの検査は患者の負担になるのでしないこと。

もう一つが尿道バルーン、尿道にカテーテルを挿入して点滴の量と比較、排尿をスムーズにするもので装置の脱着時に特に男性はものすごく強烈な痛みを伴うらしい、ちなみに私は痛いのが大嫌い!想像するだけで鳥肌。当院では手術時間や回復時間が短いことなどを考慮して基本的に尿瓶対応、尿道カテーテルは装着しない方針とのこと。

ご参考までに「尿道バルーンの簡易図」

などの理由で手術をするなら、当院に決めていました。

入院と検査

入院2日前に事前にもらっていたコロナPCR検査キットを指定の検査機関に送付。

入院の前日から4拍5日の準備に取りかかり下着類をリュックサック一つに詰め込む、入院当日はなんとなく旅行に出かけるような軽い気分で電車とバスに乗り継いで約1時間、病院に到着したのが午前9時すぎ。

当日入院手続きを担当してくれた看護師さんに4人部屋の窓際のベッドに案内された後、入院後のスケジュールや施設利用の説明を頂きました。

病室は4人部屋ながら向かいのベットの方と私の2人でした。

入院手続き後、昼食をはさんでCT、心エコー、心電図、肺機能などの検査を受けました。

カテーテルアブレーション手術は足の付け根の鼠径部からカテーテルを挿入するので衛生的な面を考慮して足の付け根部分の毛を剃らなければなりません。

看護師さんからサージカルクリッパーをお借りして自分で剃り、剃りあがりのチェックを受けなんとか合格をいただく。

私を含め看護師さんに剃っていただくことに抵抗を感じる方は安心ですよ(笑)

手術前日の準備はこれで完了です。

検査の合間の昼食は隣接するセブンイレブンの商品。

朝から食べてなかったのでお腹は空いていました。

普段はコンビニ商品はあまり食べないのですがサンドイッチやポタージュの美味しさにビックリ!

夕食はお惣菜屋さんの出前、まだ温かくてこちらも美味しいお弁当、入院中は全て完食でした。

手術は翌日の午前中、学生時代に車で大事故を起こして以来の入院手術に少し緊張気味。

また就寝時には「睡眠時無呼吸症候群」の検査装置を装着、鼻の穴に細い管を入れ管をテープで頬に固定していたので少し息苦しく眠れませんでした。

カテーテルアブレーション手術当日

手術当日は5時半に起床しペットボトル水を飲み、ベットでゆったりしていると看護師さんが来られて手術着に着替えるように指示され手術に向けて準備が始まりました。

着替えた後は両脚に血栓予防のストッキングを装着。

なんだか女子高生になった気分(笑)

かなり圧迫感があります。

次に生理食塩水の点滴。手術の呼出しを今か今かとひたすら待ちます。

点滴の影響なのかぼんやりしていると看護師さんが来られ「手術室の準備が整ったので歩いて行きましょう」、手術用のキャップをかぶり点滴を蹴らないように転がしつつ歩いて手術室へ、ついにクライマックスシーンの始まり。

手術室に入ると中央の少し高いところに手術台が設置されていて、数段の階段を上って台の端に腰かけるように指示され、なんだか初舞台の主役を張るような心持ち(笑)

看護師から体調や気分などを聞かれたので問題ない事を伝え、その後麻酔担当の先生に続き担当医の桑原先生が来られて「しっかり治療します」という心強いお言葉に安心感が漂う。

その後手術台に横になり動かないように手足を拘束された後、麻酔科の先生から麻酔用の人工呼吸器を装着されゆっくり大きく深呼吸するように指示されました。

技師の方へ麻酔薬を投入するように指示する声が聞こえた後、数秒で意識が飛び~

意識喪失後、気付いたのは病室、時間は11時半、この間の2時間くらい全く記憶がありません。

残念ながらクライマックスシーンは全く覚えていません。

まさに麻酔薬の威力に感服した次第です。

当院は治療成績を向上させる理由で全身麻酔で手術を行いますが、局所麻酔で行っている医療機関が多く心臓に熱さや痛みを感じるそうです。

局所麻酔では患者さんが微妙に動いてしまうことがありアブレーション治療の成績に影響するらしいのです。

カテーテルアブレーション術後

術中も術後も全く痛みは無くベッド上で時間の経過を待つのみ。

ベッドに約3時間は安静、いつの間にやら脚の血栓を予防するため両脚ひざ下にエアポンプ式のフットマッサージを装着されていました。

装着中はエアポンプが力強く呼吸する音が病室に響きます。

歩行と抜糸は翌日になるものの食事や寝返りも出来るようになり先生や看護師の皆様に感謝の気持ちでいっぱい。

術後とはいえ心地よいひと時が過ぎていきました。

翌朝に点滴が外れ、心エコー、心電図検査、胸部レントゲンを受け、カテーテルを挿入した鼠径部の状態をチェックしてもらいました。

写真はちょっと痛々しいですが痛みはほとんどありません。

シャワーを浴びて鼠径部の抜糸もしてもらい、身軽な状態と相成りました。

明日は1日様子を観察し明後日に退院です。

こちらは術後1ヶ月の鼠径部の状態、カテーテル挿入の跡がかなり薄くなりました。

退院

術後、先生から不整脈を起こしている可能性がある部位は全てしっかりと焼灼したので後は様子を見ましょうと言われ、1ヶ月の断酒を告げられました。

「1か月の断酒」、約50年間、病気で発熱していない限りは毎夜日本酒で晩酌を続けてきた私にとってはハードルが高いと思いつつ、手術をしていただいた先生方をはじめ看護師の方々、そして何よりも心配をさせてしまった家族の気持ちに報いるためにも断酒を決意しました。

退院当日は10時に入院手術費を精算。

カテーテルアブレーション入院手術費の精算

今回の入院診療費は約260万円でした。

健康保険適用され3割負担額でも約78万円。

3割負担でも高額であるため高額療養費制度の対象になります。

高額療養費制度は1ヶ月間で医療費支払いの「限度額」を超えた場合、その超えた分が払い戻されるという制度です。

「限度額」とは個人の健康保険の標準月額報酬によって異なりますが、現役で働いている方では最終的な負担額はおおよそ10万円から20万円になると思います。

医療費総額260万円の約5%の支払いで済む日本に生まれて良かったと思う瞬間です。

私は入院前に「限度額適用認定証」を申請し取得していましたので上記の範囲に収まりました。

しかし「限度額適用認定証」を持っていないと、退院時に病院窓口で一時的に78万円を支払うことになります。

退院後に高額療養費の申請すれば払い戻しされますが約3〜4ヶ月程度かかります。

なので入院前に「限度額適用認定証」を申請し取得しておくと便利です。

 

窓口に行きクレジットカードで支払完了、病室に戻り荷物を整理してナースセンターの看護師さん、受付の方々にお礼を申し上げて院外へ。

あ~自由の身だ!

病院の皆様大変お世話になりました。

入院した日と逆経路、バスで千歳船橋へ、小田急線に揺られて自宅に帰りついたのはお昼の12時頃でした。

まとめ

術後1か月となりますが心房細動は起こっていません。

退院直後は何度か期外収縮が起こりましたが今はそれもなく順調です。

先日、術後1ヶ月の再診に行ってきましたが全て順調とのこと。

2ヵ月後にホルター心電図を装着して異常がなければリクシアナ錠の服用も終了、治療が全て完了となります。

以前、禁酒の記事を書いたので参考にしてください。

私はこの方法で1ヶ月以上断酒を続けています。

めっちゃ簡単な方法です。

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心房細動による不整脈によってご不安を抱えておられる方の参考になればと思いカテーテルアブレーション手術の体験談を記事にしました。

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