ついに政府によって、発表されました。
中国や韓国からの入国制限です。
そろそろ発表になるのではと思っていたので、やっとかという感じです。
発表の前日にテレビ放送に出演した櫻井よしこさんが、一刻も早く入国制限をすべきだと提言していましたが、その翌日に入国制限が発表されたのです。
シニア~高齢者には怖い感染症
新型肺炎は、まだ予防薬や治療薬が開発されていないので、世界的にも不安が大きくなっています。
中国の統計によれば感染した場合、特に60歳以上の中高年以上の致死率が高いため高齢者の不安は特に大きいはずです。
しかし、街中ではマスクもしないで、うろうろしている高齢者をたくさん見かけます。
危機感が薄いと思いますが高齢者はマスクをする習慣が余りなかったためかマスクは息苦しく邪魔なのかもしれません。
少し前に、クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」から感染者が下船後にフィットネスクラブの浴室を利用したということで騒ぎになりました。
長い期間船の中に閉じ込められていたので、広めのお風呂に入りたかったのでしょうが、少し無責任な行動に思えます。
フィットネスクラブの利用制限はシニアにとって辛い
この件では報道機関がフィットネスクラブを名指ししたため、会員の退会者が相次ぎ、クローズして消毒をしている映像が放映されていました。
想像するに、退会者の多くは健康寿命を延ばそうと努力しているシニア世代でしょう。
感染の拡大はシニアの活動も大きな制限を受けることになります。
私は、現役の時の仕事が、スポーツ関連だったのでフィットネスクラブの経営状態は良く理解できます。
報道機関は施設名の公表は避けるべきだった
大手のチェーン展開したフィットネスクラブは、大企業の後ろ盾があり、少々会員が減少してもびくともしません。
しかし、地方のフィットネスクラブの大半は個人経営で運営しています。
会員の退会が相次ぎ利用者が減少すれば、日銭で回している個人経営のフィットネスクラブは死活問題になります。
また、報道機関が利用を控えるべき、場所や施設について具体的な名前を上げていますが、その施設の経営者は大きな風評被害で打撃を受けます。
このケースでは、施設側は利用者の入館履歴が分かるので個別に連絡すれば済むので施設名を全国放送で流すべきではなかったと思います。
現在のところ、大半のフィットネスクラブはエアロビクスやヨガなどのスタジオプログラム系を中止とし、マシーンなどの利用は開放しています。
ウエイトマシーンやストレッチマシーン、ダンベルなどは使いまわしをするものなので、確かに感染のリスクはあります。
スタッフは定期的な消毒で対応し頑張っています。
一方で、女性中高年層に人気のカーブスは、いち早く完全クローズを決めました。
完全クローズは3月15日迄ですが、新型肺炎の感染が収束方向に向かわなければ、更に延長せざるを得ないでしょう。
カーブスは運動が苦手な中高年女性に対して、1回30分程度のパーソナルトレーニングを提供しています。
パーソナルトレーニングは、手取り足取りでのトレーナーのサポートが売りのプログラムであり、パーソナルトレーニングに慣れた中高年女性は一人ではなかなか運動ができないと思います。
人が集まる様々な集会、場所は感染リスクが高いとして注意喚起されています。
イベントやパーティー、会議、ライブなど、また小規模では飲み会やカラオケなども感染拡大のリスクが高いとして注意を促されています。
今のところは、新型コロナウイルスの性質や悪性度などが解明できていないため、注意を喚起するのは当然のことだと思いますし、今は仕方がないでしょう。
しかし、新型コロナウイルスの問題が解決したとしても、テレワークなどが普及して、直接人と人が接する機会が大幅に減少するのではないかと危惧しています。
例えば、フィットネスクラブも施設に行かずにインターネットの双方向ライブ映像によって教室の開催や指導をする様になるかもしれません。
将来的にも新たに発生するウイルスを警戒して、人と人の交流が制限されて減っていくとなると寂しさを感じてしまいます。
世の中は何をきっかけとして、イノベーションが起きるか分からないのです。
まとめ
世界がグローバル化されて久しくなりますが、それは他国の人々との交流を豊かにしてきました。
しかし、今回の新型肺炎がきっかけとなって、今後は人と人との直接の、対面での交流が減少するかもしれません。
ちょうど、人類はインターネットを普及させ人と直接会わなくても解決できる術を手に入れ、これを利用すれば解決できることも大幅に増えています。
大勢が集うイベントや会議は開催されなくなり、インターネットを介してスマホやPCで参加する、そんな世の中になるかもしれません。
勿論、若い世代に人気のライブハウスやコンサートなども少なくなる可能性さえあります。
生ライブ配信が取って代わる時代になるかもしれません。
シニアのジイ様には、寂しい限りでございます。