還暦を超えるとちょっとした無理が体にこたえます。
しかし、このまま体力が低下することには不安を感じます。
体力の衰えを感じているけど、どうしたらいいのか?
何かをした時についでに運動もする「ながら運動」がおススメです。
シニアの運動習慣の作り方は?ストレス少ない「ながら運動」がおすすめ
誰でも歳を重ねると無理がききません。
少し無理をすると反動がきて数日間悩まされます。
若い時と比べて「体力」、「思考力」、「免疫力」全ての力が劣っていることを実感します。
老化による体力の低下を避けることは不可能です。
しかし、体力の衰えを遅らせることは可能です。
「ながら運動」がおすすめです。
「ながら運動」の「ながら」とは、「~しながら」の意味です。
「ながら運動」は、普段の生活パターンの中に「運動」を組み入れて継続することをいいます。
近代文明、科学は人間が体を動かさないで楽に生活が送れる方向にひたすら進んでいます。
こんな環境に甘んじることなく、自ら体を動かすことを意識し実行することがすごく重要です。
苦しい事を少しでも楽に感じさせるため、普段の行動の中に運動を紛らわせるのです。
普段、日常の行動や活動の中に運動を取り入れる「ながら運動」を始めましょう。
「ながら運動」を継続すること
体や頭が疲れるからといって、動かなかったり、考えなくなったら、どんどん悪い方向へ向かっていきます。
私は還暦を過ぎてから椎間板ヘルニアになり、少し痛くてもできる限り体を動かすようにしています。
これままでの経験から辛い思いでは長く続かないことも理解しています。
でも、運動を続けることで健康を得られることを感じる必要があります。
自宅から駅までの道すじには、上り階段や上り坂があり、毎日行き来しています。
土日、天気が悪くて外出せずに家でゴロゴロした翌日の月曜日はこの階段や坂がとてもきつく感じます。
体力の衰えを実感する時です。
トイレに行ったら、スクワットをする
1日に数回トイレは利用します。
トイレを終えて外に出てきたときに、スクワットを決めた回数行います。
スクワットは下半身の運動として最適です。
スクワットは政府も推奨している運動です。
5回、10回、自分の決めた回数を行うことで、1日としてはかなりの回数を稼ぐくことができます。
外出時の「ながら運動」は「一段ぬかし」
たった2日間、休んでいただけでこの始末、体力や筋力の減退を痛感させられます。
まず、外出した時の「ながら運動」が階段の「一段ぬかし」です。
どこにいても階段があれば出来る限り「一段抜かし」で上るようにしています。
足の筋力トレーニングと思っての「ながら運動」です。
階段の一段抜かしは効率よく大腿四頭筋(太ももの筋肉群)を鍛えることができます。
毎回、「一段抜かし」をするために、わざわざ階段まで出かけて行き、トレーニングをしていたら、続きません。
何かのついでに行うことが「ながら運動」を継続できるポイントです。
寝る直前に「ながら運動」として腕立て伏せ
上半身のトレーニングとして、就寝前に「腕立て伏せ20回」を継続しています。
ベットに入る前に、必ず「腕立て伏せ20回」を習慣化しました。
最近、歩いている時に腹筋に力を入れると、ヘルニアの痛みが軽減する事がわかりました。
背骨を周囲の筋肉がブロックしている感じがします。
時間を作って腹筋のトレーニングをしなくても歩いている時に「腹筋に力を入れる」ことで「ながら運動」となります。
ちなみに、運動は筋肉を刺激し、成長ホルモンの分泌を促し、免疫力を高めるメリットがあることがわかっています。
フィットネスクラブに通う
私は長年フィットネス業界で働いてきました。
日本人のフィットネスクラブの参加率は約3%、欧米は20%弱、日本の参加率はかなり低い、これは何十年もほとんど変わりません。
もともと、日本には、お金を支払って体を鍛えたり、健康になろうとする文化はありませんでした。
昭和の経済バブルの時は、おしゃれ感覚で多くの若い男女がフィットネスクラブに入会して楽しんこともありました。
入会金が100万円以上もするゴルフ場の会員権のようなフィットネスクラブまでオープンし、高級フィットネスクラブの会員であることがステータスシンボルの時代もありました。
しかし、今やフィットネスクラブは、入会金は0円、初月会費0円などの入会条件でシニア会員でにぎわっています。
特にシニア女性の健康と社交の場になっています。
イキイキと暮らす女性、男性より寿命が長い要因の一つだと思います。
家でも会社でも人に頼まない
私は、家でも会社でも、人に頼まず自分で動いて目的を達するようにしています。
余り動かない人に比べると、かなりの運動量になっていると思うし、仕事をし「ながら運動」です。
休日のペットの散歩では、少し遠くへ散歩に出かけ、ゆっくり歩いたり、少し早足で歩いたり工夫しています。
毎日の生活の中で、運動することを意識して工夫すれば、フィットネスクラブに行かなくても出来る「ながら運動」がたくさんあります。
ご自身が自分の「ながら運動」を考え実行することが重要です。
例えば、トイレに行った時に「~をする」と決めて、実際に実行し習慣化するのです。
介護を受けず、いつまでも自分で動けるように「ながら運動」を継続することが大切です。
少し派手なファッションをしては?
下記は友人の話です。
フィットネスクラブに1日体験入会し、プールで泳いでいたところ、少し離れたプールサイドに派手な水着の若い女性とおぼしき人、泳ぎながら何気なく近づいて、チラ見したら、かなりご年配の女性だったと、スケベごごろを恥じて苦笑していました。
シニアになって少し派手なファッションを身につけることは素晴らしいことです。
人から見られていることを意識し、身のこなしやしぐさが洗練され、かくしゃくとするのでとても良い事だと思います。
先程の水着の女性も所作が若々しかったので、友人は若い女性と勘違いしたのです。
他人との交流を求めて、フィットネスクラブに入会するのはありだと思います。
でも、運動するためであれば、わざわざフィットネスクラブに入会する必要もないと思っています.
シニアは、自分の生活スタイルの中に「ながら運動」を考案して、マイペースで継続をすれば良いのです。
ストレス少ない「ながら運動」がおすすめ まとめ
何事も継続することはそんなに簡単な事ではありません。
何かを継続しようと思い立った時に、普段の自分の行動と並行して行えるように組み立てられれば継続できる可能性が確実に高まります。
ストレスが大きくなるほど、継続できにくくなります。
今日はキツイと思ったら、中止、休みましょう。
一度休んだから、もうダメということはありません。
時々サボって休んでも全く影響はありません。
長く続けることが大切なのです。
なるべくストレスにならない様に、自分なりの「ながら運動」を考案して頂きたいと願っています。
継続できれば励みとなり、自信と喜びが生まれること請け合いです。
ながら運動を継続すれば、数か月後には効果があらわれます。
例えば、疲れにくくなった、パワーがみなぎる、力が強くなった、などが実感できます。