定年退職後に時間を持て余して時間にまとわりつかれるほど暇な爺さんの日記です

夫婦の口論で無視や逃避の行動は離婚の可能性が高い

こんばんは、暇爺です。

今日は離婚危機を迎えた夫婦の状態について記事にしました。

誰でも奥様とは好きで好きで仕方がない、愛おしい気持ちがあったからこそ結婚したはずです。

この人と一緒に幸せになろうと決断をしたことでしょう。

結婚後、夫婦仲が良いことは理想ですが長年暮らしていれば夫婦間には色々な問題が起こってきます。我が家もしかり。

結婚前に付き合っている頃は優しかったのに結婚したら突然に変わって「こんな人ではなかった」と思った人も多いのでは。

残念ながら、もともと「こんな人」だったのです。

恋は盲目と言いますが、思春期は愛情ホルモンが多く分泌され本質を見抜くことが出来なかったのです。

長年にわたって結婚生活を調査研究したジョン・M・ゴッドマン博士が「愛する二人、別れる二人」を出版しています。

この著書には、離婚に至る4つの危険因子が挙げられています。

4つの危険因子の中でも最も離婚の確立が高いものが「逃避」です。

離婚を回避するためには、夫婦のどちらかが「逃避」の前にある「非難」、「侮辱」、「自己弁護」の何れかで口論を中断することです。

口論を中断する時に「リペア・アテンプト(修復努力)」といって、割り込みの言葉が有効に働く場合がありますので参考にしてください。

離婚に至る4つの危険因子

1.非難(離婚には至らない)

夫婦の口論で相手を「非難」するだけでは離婚には至らない。

夫婦がしばらく一緒に暮らしていれば、当然のことながらお互いに不満を持っている。

不満が膨らんでくれば非難に変わり「配偶者の人格や性格、能力を傷つける言葉」の武器になる。

「あなたはどうしてそんなに忘れっぽいのよ。掃除はあなたの当番の日なのに、いつも私が掃除するなんて嫌になるわよ。あなたは本当に無責任な男なんだから

ここでの妻の言葉には「あなたは本当に無責任な男なんだから」と夫の人格を中傷誹謗する言葉が含まれているが、他の夫婦も似たような非難の応酬をしており、離婚に直接結びつくことはない。

よって、夫婦喧嘩はこの非難までで止める努力をすべきだ。

しかし、不幸にも怒りが強ければ「侮辱」まで進んでしまう。

2.侮辱(夫婦の距離を広げてしまう行為)

侮辱は相手を馬鹿にした言動のこと。

見下したり、見くびったり、軽蔑する言葉です。

相手が話しかけている時に、あらぬ方に目を向けて無視を装ったり、冷笑したり、相手の物まねをしたり、挑発するような冗談を挟んだりするのが侮辱として受け取られる。

(家事分担の掃除をしない夫に向かって)

妻:あなたは掃除をサボるのが上手なだけなのよ。15分間休憩すれば全てが解決すると思っているのね。笑わせるわよ。

侮辱は、相手に嫌悪感を抱かせてしまう言葉や行為です。

ここで「リペア・アテンプト」が有効に働けば離婚を回避できる。

リペア・アテンプト(修復努力)とは?

著者は「リペア・アテンプト(修復努力)」(repair attempt)を使える夫婦は緊張状態を緩和させて幸福な結婚生活を送ることができるという。

リペア・アテンプトは、口論の最中に夫婦のどちらかが、割り込みの言葉を発すること、例えば「ちょっと、休まない」、「お腹すかない」又はちょっとしたジョークなどであるが、相手が受け入れなければ、破局が待ち受けているという。

★リペアアテンプトの成功例

(口論の末)

夫:君はいつもそうなんだ。。。。。「ちょっと休もうよ」

妻:そうね。少し疲れたわ。

★リペアアテンプトの失敗例

(口論の末)

夫:君はいつもそうなんだ。。。。。「ちょっと休もうよ」

妻:・・・ふふふ。休めば問題が解決するとでも思っているの。

 

リペア・アテンプトの成否と離婚率は以下の通り。

リペア・アテンプトが成功しない夫婦の場合の離婚率は90%台

リペア・アテンプトを有効に使っていた新婚夫婦の84%が6年後でも幸福な結婚生活を送っている

3.自己弁護

ジョン・M・ゴッドマン博士の研究では「自己弁護」で良い結果を生むことはまずないという。

自己弁護で「相手をひるませたり」、「謝罪させる」ことはできない。

自己弁護は、この問題の「原因はあなたにあると間接的に言っている」ことになり、やがて本格的な衝突へとつながる可能性が高い。

次の夫の言葉は「自己弁護」である。

夫:僕が忘れている時はそう言ってくれよ。君が言ってくれないから、忘れてしまうことがあるんだ。どうして僕が出来なかったかを、君は考えてもくれない。いつもそうだ。

この言葉には明らかに妻への非難が含まれている。

以上の1~3の「非難」、「侮辱」、「自己弁護」が繰り返されて口論はだんだんとエスカレートしていくが、どこかで止めなければ最悪の結果につながって行く。

最後の4番目の危険因子が「逃避」である。

4.逃避(離婚確率が高い)

非難や侮辱が続き、自己弁護に至り、この渦の中で夫婦の距離はどんどん広がっていき、「逃避」へと繋がって行く。

逃避は完全無視の状態であり、自分の殻に閉じこもってしまい、聞く耳を持たない。

妻:あなたがお酒を少しひかえてくれれば、すむことなのよ。

夫:(妻とは目を合わせないように下を向き、口をつぐんでしまった)

妻:このことを除けば、だいたい二人はうまくやっているわよね(笑う)。

夫:(依然として無言で逃避したまま、頭を下げ妻と目を合わせず顔の表情を変えない)又は(トイレや自室へ逃避)

逃避は最終手段であり、相手の目を見ずにあらぬ方向に目をやり相手の話への共感や同意はなく、聞く耳を持たない状態である。

この状態になると離婚の確立が非常に高くなる。

夫婦が離婚への道を進む理由は2つあるという。

1.夫婦で話し合う時に少なくとも片方が強い精神的なストレスを感じて苛立つ。

2.4つの危険因子が作用して脈拍や血圧などが高まり、冷静な話し合いが持てず、実質的な問題解決ができない。

人間の体は、口論などで興奮すると。先祖から受け継いできた、警戒システムが反応する。

それは、脈拍を速め、汗をかき、体が危険であることを知らせるシステムが作動する。

先祖が狩りに出かけて突然トラやライオンと出くわした時と同じように、配偶者の侮辱の言葉な遭遇した時に、体は同じように反応する。

体が危険信号を発している状態で、相手の話を冷静に分析することは困難であり、言わば猛獣に対して立ち向かっている状態、攻撃するか、逃避するかの危険状態に追い込まれている。

まとめ

私も結婚した当初に、「こんな人とは思わなかった」と愕然とした記憶がある。

夫婦げんかをしても、過去の失態を罵られてほとんど敗退の歴史、逃げ出したくなる。

私は、心から夫婦円満を望んでいるが、プライドが邪魔をする。

プライドといっても家内に認めてもらいたい程度のものである。

夫婦間においては、プライドなんて捨ててしまえばと思う事もあるが、夫婦喧嘩になるとそのハードルが一気に高くなってしまう。

本著は長い研究をもとにして執筆されているが、逃避は離婚の可能性が高くなるという。

そして逃避の85%は夫の方だそうである。

母親はリラックスをしなければ、母乳の出る量が少なくなり子育の生存率が低下するので、一刻も早く心が鎮まる能力を授かったという。

男は狩りに出かけて猛獣に遭遇して攻撃するか、逃避する。

夫婦喧嘩で母親である家内に勝ち目はない。

生物学的にも男は弱い生き物なのである。

そうだ、弱い生き物なのでプライドは不要だ。

シニア男性諸氏、逃避は恥ではない、防衛本能なのだ。

今度、口論になった時にリペア・アテンプトを使ってみよう。

無視されたり、否定されたら失望は大きすぎるが、プライドを捨てて一度はトライしてみたいと思う。

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